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感染症 - メニューへ戻る

猩紅熱

 発熱から一日程度で小さな赤い発疹が出現、急速に数が増え、全身が発赤したように見えます。皮膚はざらざらしています。発疹はふつう手のひらや足の裏、口の周りには見られません(口囲蒼白)。原因は溶連菌が産生する発赤毒素ですが、発熱がはっきりしないこともあり、かゆみを伴うため、蕁麻疹やアレルギー、湿疹が出たと仰って受診される場合があります。症状とのどの迅速検査で診断します。発疹の強い皮膚は数日から10日前後で皮がむけて治っていきます(膜様落屑)。発疹の程度には幅がありますので、触るとざらざらするにきびのような発疹が体にできるだけのこともあります。原因のよくわからない発疹が続く場合には、溶連菌をチェックすることが原因を解明する糸口になるかも知れません。

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